さあて、はじめようか。

ついこの間、基本情報技術者の試験(秋)が終わったそうだ。

自分は受けていないが、興味はあった。
次回、2012年(春)の試験に向けて、ぼちぼちと勉強してみよう。

今日さっそく、HPで過去問を見たり、近所のブックオフに行って参考書(¥100)買って読んでみた。




うーーーーーん。

2進数からはじまり回路やアルゴリズムなどのコンピュータの基礎科学やコンピュータシステム、ネットワーク、データベースなど、学校の授業でいかにもやりそうな内容はいいんだけれど、経営工学や会計の類は今まで全く勉強をしたことないなあ(;_;)会計は簿記3級程度と聞いているのだが、それって難しいの?簡単なの?それもよく分からない。

初めて学習する(しかも独学で)ということは、なかなか負荷が高いことだ。
一度昔に習ったことがあれば、かなり楽に学習を進めることが出来るけど。

会計とか経営とか、全く勉強したことないもの……後回しにならないよう、早めにやっておこう。

「近似」と「モデル化」について考えてみた(というよりかは、調べてみた)

ひょんなことから、統計学を人に教えることになった。
正規分布やらなんやらかんやらを教える際に、近似というものを教えようと思ったときに、ふと思った。

「近似」と「モデル化」ってどう違うんだろう

Wkipediaでとりあえず調べてみました。

近似 複雑な対象の解析を容易にする為に細部を無視して対象を単純化する行為
モデル化 理解を助けるために興味のある本質を残して対象を簡略化する行為
                       Wikipediaより一部抜粋

目的が違うようだ。
近似で言えばπ = 3.14159265...を3.14で近似する。というようなもの。
だって、π = 3.14159265...で計算をしたら、とても大変だから。解析を容易にするためにというのも納得だ。

モデルとはなんだろう。
 自分の分野では、よく心理モデルとか学習モデルとかそういうものがあげられる。等身大の人間の中でも、「学習」とか「ストレス」といったある特定の興味の範囲を残して対象を簡略化している。さらに、「学習」の中でも「記憶」というものを取り上げたりするものだから、モデルって言うものは、全体からしたらとても狭くて小さいところにフォーカスを当てているんだな。

記憶モデルには有名なもので、こんなものがあります。

二重貯蔵モデル(多重構造モデル)dual storage model(Atkinson and Shiffrin,1971 )
 
実際のところ、記憶という現象(行為)において、生身の人間(動物も)にはそのときの体調やモチベーションや環境などいろいろ関わってくる。けれど、モデルではそういうものはばっさりカットしている。あくまで、興味の範囲(ここでは記憶)だけ残している。

純化と簡略化という微妙な言葉の違いを考えさせられてしまうね。

いろいろ調べていていたら、同じことについてとても分かりやすくて詳しく説明しているブログを発見した。

読んでみると、なるほどーと思った。
哲学的な話のようで、自分があまり知らないことだったけれど、この違いってとても重要なんだな。

近似とモデルって違うものであるけれど、利用することができる。とても便利。でも、使い方を間違ってはいけないみたい。

ブレインストーミングのとき、紙とPCどちらがいいのか?

いつも悩むこと。

ブレインストーミングして、頭に思い浮かんだことをとにかく表そうとするとき、果たしてどちらがいいのか?

何かを学習したときのメモは、紙とPCどちらに残そうか?


自分の場合は、紙と鉛筆を用意して、なんでもいいからとにかく書きなぐるようにして頭に思い浮かんだことを表す。

絵があり、文字があり、矢印や星マークや、マインドマップやコンセプトマップみたいなものでいっぱいになる。

これは非常に頭が活性化する。うんうんと唸っていても絞り出せなかったアイデアがどんどん芋づる式で浮かんでくる。

しかし、困った。

この紙、どうしよう?

自分の場合、使う紙はたいていA3なのだ。

大きい方がいい。B5やA4でも試してみたが、紙のスペースを書くときに気にしてしまうのだ。
ちまちまとした文字でびっちり書くのではなくて、直感に従って書きなぐるのがいいんだ。

A3より大きな紙は、逆に机やテーブルのスペース上大きすぎる。(ブレインストーミングをするとき、私はたいてい本や雑誌、オンラインのPCで机の上はごちゃごちゃしているのだ)




この動作をPCでやってみたらどうか?




CMapTools(コンセプトマップ(マインドマップに似たもの・・・これに関しては説明したいところだがまたの機会で)このコンセプトマップを作るフリーソフト)やテキストエディタMicrosoft Officeのアウトラインetc.でいろいろ試してみたが、やっぱりいいアイデアは浮かばないんだ。

いいアイデアというよりも、出てくるアイデアの「量」がちがう。


これは、紙で書く方が直感的だからだな、なんて思ったから、


キーボードよりはいくらか「直感的」とされるi-Podでも試してみた。


マルチタッチは非常にいい。
紙だと修正は効かない。いちいち消しゴムで消すのは面倒。ブレインストーミングは新鮮さが勝負。
頭に何かよぎった途端に書かなければ、そこから派生してくるアイデアの量はぐんと減る。
消しゴムでごしごし書いたことを消すなんて、とんでもないタイムロスだ。

マルチタッチは非常にいいのだが、文字入力が非常にやりにくい。
指で文字を書けばいいじゃないかと思われるかもしれないが、鉛筆のようにうまく書けない。
大きな文字しか書けない。
もしもそこそこ小さな文字を書きたかったら、拡大→文字を指で書く→縮小の動作を行わなければならない。
先ほども言ったように、ブレインストーミングは鮮度が大事なので、i-Padもキーボード&マウスほどではないが、あまり友好ではない。

それに、自分はA3を使うのでi-Padは小さすぎる。


タブレットPCも試してみたが、字がうまく書けない点と鉛筆のように文字を早く書くことが出来ないのでいまいちであった。




そこで再び、最初の問題にもどる。



この紙、どうしよう?



試してはいないが、アイデアが書いてある紙を、スキャナで取り込んで画像データとして残しておく。
または、最近のデジカメはとても画素数が高いので、デジカメで取って残しておく。

という手もある。

しかし、PCソフトで作ったメモのようにリンクや画像、動画を貼ったりするのは面倒。



第一、過去に書いたメモにそこまで労力を使って果たして効率はいいのか?

というよりも、過去に書いたメモを残しておく意味ってあるのか?


こんなふうにアイデアメモを作るようになってから、未だ2-3年しか立っていないから、これを残しておいて、後々どのような恩恵がやってくるのか、想像ができない。

でも、なんとなく残しておきたい気持ちになる。

数日前に書いたメモをあるとき見て、さらに書き足した記憶もある。

かなり前に勉強したときに書いていた授業ノートを開き返すと、そのときどんな授業であったか、どんな人がいたかとか、そのときの「熱」みたいなものが、頭の中で再生される。


その授業を受けたときの自分と、今の自分は、ちょっと違うから、

「あのときはこんなこと考えていたんだな」

「でも今はこう考える」

といったようなことが起こる。


昔の授業ノートを開き返すことなんて、すごくたまにしかないことなのだが。

かなり偶発的に起こるものだ。(例えば、ファイルを整理するときとか)



あの、偶発的に起こる感じがいいのかもしれない。



なにはともわれ、このようにブレインストーミングのメモを残すことはかなり自慰行為的な知の生産活動なわけだ。

あの殴り書きの、落書きみたいなやつは、言ってみれば一番ありのままの頭の中を表したものなのだから、いちおう価値は高いのではないかと思ってはいる。

しかし、記録管理に困る。



そういえば、紙とペンといったインターフェースを持ちつつ、電子的に情報を記録することが出来るものがあるのを思い出した。

デジタルペンだ。

これなら問題ないかもしれない。

ただし、リンクを貼る、画像や動画を貼るといったことは、少しだけ面倒な感じはあるけれど。
スマートフォントに取り込ませることもできるらしい。

デジタルペンairpen(エアペン) Pentel社
デジタルペン|airpenpocket エアペンポケット|ぺんてる株式会社


価格は当然ながら、紙と鉛筆やフリーソフトよりもずっと高いのだが、

なかなかいいかも。


もう少し調べてみるかな。